これからのHIV/AIDS対策について
『新 医学と切手の極意』への新規原稿掲載について
『新 医学と切手の極意』の『性行為感染症 Q&A』に新規原稿を追加しましたので、是非ともご覧ください。
HPVワクチンの4価ワクチンと2価ワクチンの違いについて
カウパー液からのHIV感染はあるのか?
血液検査によるクラミジア抗体検査の混乱とは??!!
血液によるクラミジア抗体検査が思わぬ悲劇と混乱を引き起こすことがあるのを知っていますか??!!
一般的に女性の場合は血液でクラミジア抗体検査を調べることが多いのが実情です。
要するにクラミジアに感染して血液の中にクラミジアに対する感染抗体(IgA抗体とIgG抗体)の存在の有無を調べるわけです。
IgA抗体が陽性の場合は、現在クラミジアに感染している、IgG抗体陽性の場合は、過去にクラミジアに感染していて完治しているか、現在も感染が継続しているかのいずれかになりますが、血液検査ではその区別はできません。
この感染抗体のうち、IgG抗体はクラミジアの治療が終了して完治しても血液中から簡単にはなくなりません。
さらにIgA抗体も治療が終了して完治しても陽性となる場合もあります。
クラミジアIgG抗体が陽性ということは,クラミジアに”現在感染している”か”過去に感染したことがある”を示すことになります。
反面、男性の場合は尿の中や性器粘膜によるクラミジアそのもののDNAを調べることから、その結果が陽性であれば
"今現にクラミジアに感染している”ことになります
一般的に女性の場合は血液でクラミジア抗体検査を調べることが多いのが実情です。
要するにクラミジアに感染して血液の中にクラミジアに対する感染抗体(IgA抗体とIgG抗体)の存在の有無を調べるわけです。
IgA抗体が陽性の場合は、現在クラミジアに感染している、IgG抗体陽性の場合は、過去にクラミジアに感染していて完治しているか、現在も感染が継続しているかのいずれかになりますが、血液検査ではその区別はできません。
この感染抗体のうち、IgG抗体はクラミジアの治療が終了して完治しても血液中から簡単にはなくなりません。
さらにIgA抗体も治療が終了して完治しても陽性となる場合もあります。
クラミジアIgG抗体が陽性ということは,クラミジアに”現在感染している”か”過去に感染したことがある”を示すことになります。
反面、男性の場合は尿の中や性器粘膜によるクラミジアそのもののDNAを調べることから、その結果が陽性であれば
"今現にクラミジアに感染している”ことになります
性行為感染症について正しい認識を持ってください!!
性行為感染症に感染すると感染部位に何らかの症状が現れると誰しもが考えますが、はたしてそうなんでしょうか?
現実は症状が現れることは少なく、性行為感染症に感染していても、感染した患部に主な症状が現れず、他の症状が現れれば、性行為感染症の感染を疑わず性病科以外の診療科を受診することになります。
例えば一般内科医を受診すれば、内科医は性行為感染症の専門家でないことから実際感染している性行為感染症を見のがしてしまう可能性があります。
大切なことは、性行為感染症は大きく分類して、『性器に病変のあるもの』と『性器に病変のないもの』に分類されることから、性行為感染症に感染するように行為をして、性器に異常がなければ性行為感染症に感染していないと考えるのは大きな間違いです。
良い例としては、風俗店でオーラルセックスを行い、性器に性行為感染症が感染しないで、喉にクラミジアや淋菌を感染させられる人が多く存在することです。
風俗店で性行為をしなければHIVに感染することはなく、その他の性行為感染症にも感染しないという間違った知識を持ち、性器や喉に性行為感染症が感染している事実を見逃してはなりません。
現実は症状が現れることは少なく、性行為感染症に感染していても、感染した患部に主な症状が現れず、他の症状が現れれば、性行為感染症の感染を疑わず性病科以外の診療科を受診することになります。
例えば一般内科医を受診すれば、内科医は性行為感染症の専門家でないことから実際感染している性行為感染症を見のがしてしまう可能性があります。
大切なことは、性行為感染症は大きく分類して、『性器に病変のあるもの』と『性器に病変のないもの』に分類されることから、性行為感染症に感染するように行為をして、性器に異常がなければ性行為感染症に感染していないと考えるのは大きな間違いです。
良い例としては、風俗店でオーラルセックスを行い、性器に性行為感染症が感染しないで、喉にクラミジアや淋菌を感染させられる人が多く存在することです。
風俗店で性行為をしなければHIVに感染することはなく、その他の性行為感染症にも感染しないという間違った知識を持ち、性器や喉に性行為感染症が感染している事実を見逃してはなりません。
緊急!!被爆予防に「うがい薬飲めば大丈夫」というデマに惑わされないようにしてください。
東京電力福島第1原発事故を受けて、東京都で2011年3月15日、通常の20倍の放射線量が検出され、ヨウ素やセシウムなどの放射性物質が検出されました。
被爆の予防にヨード剤を使用するのは、比較的大量のヨードを身体に接取することにより、甲状腺に取り込まれるヨードを、ブロックする目的があります。
被爆の危険が身近に迫る中、インターネットを中心に「うがい薬などを飲めば、放射能汚染から予防できる」というデマが出回っていますので注意してください。
事実被爆による健康被害を抑えるには「安定ヨウ素剤」が処方されますが、ヨウ素を含むうがい薬などが“解毒”剤代わりになるということは全く医学的根拠のないものです。
従ってうがい薬のイソジンを飲むことは、危険な事ですから絶対に飲んではいけません。
放射性物質に含まれるヨウ素が体の中に入り込むと、内服薬の「安定ヨウ素剤」が処方されますが、ヨウ素はヨードチンキやうがい薬などにも含まれることからして、ある種のサイトでは、“解毒”の代替品として「イソジン うがい薬」「のどスプレー」を飲む方法を“提案”していますが、これは全く医学的根拠のないデマす。
間違っている理由としては、
被爆の予防にヨード剤を使用するのは、比較的大量のヨードを身体に接取することにより、甲状腺に取り込まれるヨードを、ブロックする目的があります。
被爆の危険が身近に迫る中、インターネットを中心に「うがい薬などを飲めば、放射能汚染から予防できる」というデマが出回っていますので注意してください。
事実被爆による健康被害を抑えるには「安定ヨウ素剤」が処方されますが、ヨウ素を含むうがい薬などが“解毒”剤代わりになるということは全く医学的根拠のないものです。
従ってうがい薬のイソジンを飲むことは、危険な事ですから絶対に飲んではいけません。
放射性物質に含まれるヨウ素が体の中に入り込むと、内服薬の「安定ヨウ素剤」が処方されますが、ヨウ素はヨードチンキやうがい薬などにも含まれることからして、ある種のサイトでは、“解毒”の代替品として「イソジン うがい薬」「のどスプレー」を飲む方法を“提案”していますが、これは全く医学的根拠のないデマす。
間違っている理由としては、
望まない妊娠避ける事と性行為感染症の予防について
望まない妊娠を回避するための「緊急避妊用ピル」の利用が、日本でも増加しつつあります。
先進国ではかなり以前から副作用の少ない「低用量ピル」が使われていましたが、わが国では認可されていなかったため、これまで「中用量ピル」で代用してきた経緯があります。
最近、日本でも遅れて「低用量の緊急避妊用ピル」が認可されました。
「中用量ピル」を緊急避妊用として使うのは、本来推奨されている薬の使い方でなかったことから、「低用量ピル」の解禁は喜ぶべきことです。
「低用量ピル」は、避妊を失敗した時や犯罪による妊娠を避けたりするなど、他に防ぐことができないときのための薬で、HIVを含む性行為感染症の感染予防には役立ちません。
「低用量ピル」について正しく十分な知識を持って使用することが必要です。
先進国ではかなり以前から副作用の少ない「低用量ピル」が使われていましたが、わが国では認可されていなかったため、これまで「中用量ピル」で代用してきた経緯があります。
最近、日本でも遅れて「低用量の緊急避妊用ピル」が認可されました。
「中用量ピル」を緊急避妊用として使うのは、本来推奨されている薬の使い方でなかったことから、「低用量ピル」の解禁は喜ぶべきことです。
「低用量ピル」は、避妊を失敗した時や犯罪による妊娠を避けたりするなど、他に防ぐことができないときのための薬で、HIVを含む性行為感染症の感染予防には役立ちません。
「低用量ピル」について正しく十分な知識を持って使用することが必要です。
HIV治療法の発展について
日本のHIV感染者の現状について
血液の鉄人からのお知らせ
当ブログの左サイドに『血液の鉄人のHIV/AIDS及び性行為感染症検定 』
を設置しましたので、是非ともご自身の知識の確認のために是非とも挑戦してみて下さい。
を設置しましたので、是非ともご自身の知識の確認のために是非とも挑戦してみて下さい。
tag : 血液の鉄人 HIV/AIDS及び性行為感染症検定
『新医学と切手の極意』に新規原稿追加のお知らせ
『新 医学と切手の極意』に新規原稿を追加しましたので、是非とも御覧ください。
tag : 新医学と切手の極意 HIV感染による発疹 性行為感染症の症例写真
HIV検査を受ける時の基礎的知識
HIVに感染すると、生体の免疫応答の結果生体内にHIVに対する抗体、すなわちHIV抗体が出来ます。
HIV抗体の出来る時期と、出来るHIV抗体の量は人によってまちまちですが、一般的には、HIVに感染すれば、6?8週後にHIV抗体が出来ます。
しかしここに落とし穴があります、この生体内に出来たHIV抗体がHIV抗体検査で見つけられる量であるかが重要になってきます。
実際この期間にHIV抗体検査を実施しても、HIVに感染していても結果が陰性となることがあります、これをHIV抗体の"ウインドウ期(ウインデウ・ピリオド)"と呼びます。
HIV検査で血液中に存在するHIV抗体を調べ、HIV抗体があればHIVに感染(確認試験が陽性である必要有り)していることになります。
保健所や医療機関での対応で、HIV抗体検査を受ける時期が6?12週とバラバラであるのが現状で、感染を心配して検査を受ける人を惑わしていることは事実です。
なぜこのように検査を受ける時期の説明ががバラバラなのでしょうか?
検査を受ける時期の考え方について以下に解説します。
HIV抗体の出来る時期と、出来るHIV抗体の量は人によってまちまちですが、一般的には、HIVに感染すれば、6?8週後にHIV抗体が出来ます。
しかしここに落とし穴があります、この生体内に出来たHIV抗体がHIV抗体検査で見つけられる量であるかが重要になってきます。
実際この期間にHIV抗体検査を実施しても、HIVに感染していても結果が陰性となることがあります、これをHIV抗体の"ウインドウ期(ウインデウ・ピリオド)"と呼びます。
HIV検査で血液中に存在するHIV抗体を調べ、HIV抗体があればHIVに感染(確認試験が陽性である必要有り)していることになります。
保健所や医療機関での対応で、HIV抗体検査を受ける時期が6?12週とバラバラであるのが現状で、感染を心配して検査を受ける人を惑わしていることは事実です。
なぜこのように検査を受ける時期の説明ががバラバラなのでしょうか?
検査を受ける時期の考え方について以下に解説します。
HIVに感染して抗HIV薬による治療費用はどれくらいかかるのでしょうか?
HIV感染者は、先進国では減少しているが、日本は増加!!!
2011年3月現在、HIVを無毒化して体内から排除する治療薬と、感染予防ワクチンは存在していません。
当ブログや『新医学と切手の極意』でも紹介していますが、2010年に新規HIV感染者数は、1050件、AIDS患者報告数は453件で、いずれも前年と比較して増加しています。
2010年9月27日?12月26日までの3カ月の間においても、HIV感染者数は303人、AIDS患者報告数は119件で、これは四半期ベースで過去最多の数値となっています。
そして、もっと危惧することは、日本ではHIV感染者とAIDS患者が増加傾向にあるのに対して、世界に目をやれば2009年にはHIV陽性者数は3330万人、新規感染者は260万人と推計されており、この新規感染者は1999年より19%減少傾向にあります。
それではなぜ日本だけが、HIV感染者とAIDS患者が増加傾向にあるのでしょうか?
当ブログや『新医学と切手の極意』でも紹介していますが、2010年に新規HIV感染者数は、1050件、AIDS患者報告数は453件で、いずれも前年と比較して増加しています。
2010年9月27日?12月26日までの3カ月の間においても、HIV感染者数は303人、AIDS患者報告数は119件で、これは四半期ベースで過去最多の数値となっています。
そして、もっと危惧することは、日本ではHIV感染者とAIDS患者が増加傾向にあるのに対して、世界に目をやれば2009年にはHIV陽性者数は3330万人、新規感染者は260万人と推計されており、この新規感染者は1999年より19%減少傾向にあります。
それではなぜ日本だけが、HIV感染者とAIDS患者が増加傾向にあるのでしょうか?