第129回エイズ動向委員会報告の速報 -平成24年第1四半期-
平成24年5月24日に厚生省エイズ動向委員会の報告の概略を速報として紹介致します。
報告期間 平成23年12月26日~平成24年3月25日までの3ケ月間
新規HIV感染者報告数は、246件(男性231件、女性15件)で、過去17位
新規AIDS患者報告数は、105件(男性101件、女性4件)で、過去19位
HIV感染者とAIDS患者を合わせた新規報告数は 351件で過去17位
HIV感染者及びAIDS患者の合計の累計数は、20,284 件で、20000件を超えた。
【感染経路・年齢等の動向】
HIV感染者
1.同性間性的接触による感染 168件(全HIV感染者報告数の約68%で、159件が日本人)
2.異性間性的接触による感染 54件(全HIV感染者報告数の約 22%で、男性42件、女性 12件 )
3.年齢別では、20~30 代が多い
報告期間 平成23年12月26日~平成24年3月25日までの3ケ月間
新規HIV感染者報告数は、246件(男性231件、女性15件)で、過去17位
新規AIDS患者報告数は、105件(男性101件、女性4件)で、過去19位
HIV感染者とAIDS患者を合わせた新規報告数は 351件で過去17位
HIV感染者及びAIDS患者の合計の累計数は、20,284 件で、20000件を超えた。
【感染経路・年齢等の動向】
HIV感染者
1.同性間性的接触による感染 168件(全HIV感染者報告数の約68%で、159件が日本人)
2.異性間性的接触による感染 54件(全HIV感染者報告数の約 22%で、男性42件、女性 12件 )
3.年齢別では、20~30 代が多い
tag : HIV AIDS エイズ動向委員会報告
最近のAIDS発症は非常に早くなってきている!!
厚生労働省エイズ動向委員会の報告によると、2011年のHIV感染者とAIDS発症者は、1486人でAIDS発症者は467人と過去最多であった2002年の469人匹敵する状況となっています。
先進国において日本だけが相変わらず右肩上がりでHIV感染者とAIDS患者が増加しつつあります。
HIV感染からAIDSを発症する期間は、数年前までは10年前後でしたが、最近では1年から3年で発症しています。
米国での調査結果でもHIVに感染してから1年以内に発症する人が30%を超えているというショッキングなデータが得られています。
ここ近年HIVに感染すると非常に早くAIDSを発症しています。
HIV感染を知らずに、または危険な行為をしても、HIV検査を受けず放置して、1~3年後に体調が悪くなり医療機関を受診した時には既にAIDSを発症してしまっている事例が多く報告されています。
要するに"いきなりエイズ"です。
先進国において日本だけが相変わらず右肩上がりでHIV感染者とAIDS患者が増加しつつあります。
HIV感染からAIDSを発症する期間は、数年前までは10年前後でしたが、最近では1年から3年で発症しています。
米国での調査結果でもHIVに感染してから1年以内に発症する人が30%を超えているというショッキングなデータが得られています。
ここ近年HIVに感染すると非常に早くAIDSを発症しています。
HIV感染を知らずに、または危険な行為をしても、HIV検査を受けず放置して、1~3年後に体調が悪くなり医療機関を受診した時には既にAIDSを発症してしまっている事例が多く報告されています。
要するに"いきなりエイズ"です。
現在の日本におけるHIV/AIDS対策は、これでよいのか??!!
HIV感染者の増加、AIDS発症者の増加傾向が一向に収まらないにもかかわらず、ここ数年来、保健所でのHIV検査を受ける人が減少傾向にあり、行政はHIV検査を進んで受けるよう再三再四呼びかけていますが、なかなか検査を受ける人が思えように増えないのが現実です。
例えばインフルエンザの流行していた時期、その対応に終われHIV検査の対応が不十分になったことからHIV検査を受ける人が激減したと行政は分析していますが、日本の行政の悪いところはここにあります!!
ひとつのことをすれば、もうひとつのことの対応ができなくなる、理由としては、危機感の欠如です。
対策の必要なことは、何が起ころうと必要です、予測できない不測の事態が起これば、現在従事している人を対応に当てるのではなく、現体制を維持しながら人員の手配をする必要がありますが、それを行わず、HIV検査体制を縮小することから、検査を受けにくくなり、検査を受ける人が減少するのです。
何故、保健所でのHIV検査を受ける人が現減少し、増加しないかを血液の鉄人なりに分析してみました。
例えばインフルエンザの流行していた時期、その対応に終われHIV検査の対応が不十分になったことからHIV検査を受ける人が激減したと行政は分析していますが、日本の行政の悪いところはここにあります!!
ひとつのことをすれば、もうひとつのことの対応ができなくなる、理由としては、危機感の欠如です。
対策の必要なことは、何が起ころうと必要です、予測できない不測の事態が起これば、現在従事している人を対応に当てるのではなく、現体制を維持しながら人員の手配をする必要がありますが、それを行わず、HIV検査体制を縮小することから、検査を受けにくくなり、検査を受ける人が減少するのです。
何故、保健所でのHIV検査を受ける人が現減少し、増加しないかを血液の鉄人なりに分析してみました。
tag : HIV/AIDS対策