2013年 リアルタイムPCR検査の現状について
HIVに感染する可能性のある行為をしてから11日以降に、リアルタイムPCR検査を受ければHIV-1の感染の有無の判断が可能となります。
従って、早く感染の判断をした時に利用されます。
また、HIV感染者の治療においても血液中のHIVの量を調べるために採用されています。
リアルタイムPCR検査は、HIV-1しか検出できません、2013年7月現在においてもHIV-2の検出可能なリアルタイムPCR検査はありません。
血液センターで採用されているNAT検査は、HIV-1とHIV-2が同時に検出可能な検査法ですが、NAT検査は血液センター専用の検査で、医療機関・保健所・クリニックで受けることはできません。
NAT検査は、献血された血液のHIV検査を行う検査法です。
従って、早く感染の判断をした時に利用されます。
また、HIV感染者の治療においても血液中のHIVの量を調べるために採用されています。
リアルタイムPCR検査は、HIV-1しか検出できません、2013年7月現在においてもHIV-2の検出可能なリアルタイムPCR検査はありません。
血液センターで採用されているNAT検査は、HIV-1とHIV-2が同時に検出可能な検査法ですが、NAT検査は血液センター専用の検査で、医療機関・保健所・クリニックで受けることはできません。
NAT検査は、献血された血液のHIV検査を行う検査法です。
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2013年 HIVスクリーニング検査の現状について
2013年7月現在、わが国に於いて実施されているHIVスクリーニング検査は、第四世代の抗原抗体検査が主流となっています。
第一世代及び第二世代のHIVスクリーニング検査はすでに使用されていません。
第三世代のHIVスクリーニング検査は、一部の保健所で未だ使用されていますが、病院及びクリニックではまず使用されていません。
検査専門会社で行うHIVスクリーニング検査は、すべて第四世代の抗原抗体検査に切り替えられています。
イムノクロマト法による迅速抗体検査(即日抗体検査とも呼ぶ)は、第三世代及び第四世代には分類されず特殊なスクリーニング検査で、多くの保健所やクリニックで採用されています。
イムノクロマト法による迅速抗体検査は、ダイナスクリーン1種類のみです。
第一世代及び第二世代のHIVスクリーニング検査はすでに使用されていません。
第三世代のHIVスクリーニング検査は、一部の保健所で未だ使用されていますが、病院及びクリニックではまず使用されていません。
検査専門会社で行うHIVスクリーニング検査は、すべて第四世代の抗原抗体検査に切り替えられています。
イムノクロマト法による迅速抗体検査(即日抗体検査とも呼ぶ)は、第三世代及び第四世代には分類されず特殊なスクリーニング検査で、多くの保健所やクリニックで採用されています。
イムノクロマト法による迅速抗体検査は、ダイナスクリーン1種類のみです。
tag : HIVスクリーニング検査の現状
HIV感染を早期に発見し、早期に治療するメリット!!
最近、HIV感染を早期に発見し、早期に治療開始することによる新たな二つの知見が報告されています。
1.HIV感染者に抗HIV薬を投与することによって、パートナーへのHIV感染を96%減少させたという報告。
このことは、HIV感染を早期に発見し治療することによってパートナーへの二次感染の予防効果があることが証明されています。
2.HIVに感染感染してAIDSを発症するまでには10年はかかると言われていましたが、これは遠い昔の話で、米国での疫学調査によると数年前からHIV感染者の36%が1年以内にAIDSの指標疾患を発症したということが報告されています。
すなわち、HIVに感染すると2~3年以内にAIDSを発症するようになってきています。
これは米国だけのことではなく、日本においても同様です。
1.HIV感染者に抗HIV薬を投与することによって、パートナーへのHIV感染を96%減少させたという報告。
このことは、HIV感染を早期に発見し治療することによってパートナーへの二次感染の予防効果があることが証明されています。
2.HIVに感染感染してAIDSを発症するまでには10年はかかると言われていましたが、これは遠い昔の話で、米国での疫学調査によると数年前からHIV感染者の36%が1年以内にAIDSの指標疾患を発症したということが報告されています。
すなわち、HIVに感染すると2~3年以内にAIDSを発症するようになってきています。
これは米国だけのことではなく、日本においても同様です。
『新医学と切手の極意』に新規原稿掲載のお知らせ
HIVに感染してAIDS発症が早くなってきているのは本当なのか?
1997年~2008年までにHIVに感染した1500人の内、感染時期を特定できた82人に行った調査において、患者の80%が感染したとみられる時期から三年で治療が必要なほど免疫機能が低下していた。
すなわち、"HIVに感染してから、AIDS発症前に検査で感染を発見する猶予期間が極めて短くなっている"ことが明らかにされています。
かなり以前までは、HIV感染に気付かず治療を受けるのが遅くても、免疫機能が治療を始める水準にまで低下するのは、一般的に感染から5年以上、AIDS発症までは10年かかるとされていましたが、これは昔のことです。
すなわち、"HIVに感染してから、AIDS発症前に検査で感染を発見する猶予期間が極めて短くなっている"ことが明らかにされています。
かなり以前までは、HIV感染に気付かず治療を受けるのが遅くても、免疫機能が治療を始める水準にまで低下するのは、一般的に感染から5年以上、AIDS発症までは10年かかるとされていましたが、これは昔のことです。
tag : AIDSの早期発症