HIV抗体検査が陰性であれば必ずHIVに感染していないといえるのか??!!
「HIV抗体検査が陰性であれば必ずHIVに感染していないといえるのか??!!」と言う質問をよく受けますので、今日はこの事について解説してみます。
最終の感染機会から3カ月以上経過している時期にHIV抗体検査を受けて陰性であれば、感染は限りなく100%近くありません。
HIV抗体検査は、HIVに対する感染抗体を調べていることから、陽性になるまでに当然時間(血液の鉄人は12週と考えています)の経過が必要となります。
HIVに感染すると、まずHIV-1の抗原が増えてからHIV抗体ができることからして、現在大病院の検査室および検査依頼会社で主流で実施されている抗原抗体検査では、不安な行為から30日でHIV-1の抗原を検出して検査が陽性となります。
それに比べて、スクリーニング検査の主流となっている即日抗体検査しでは、HIV-1/-2の抗体ともに感染するような行為があってから12週が経過しないと検出しづらいのが実情です。
HIVに感染すれば4~6週でHIV抗体は体の中に出来ますが、出来た抗体の量が充分でないとこの時期にHIV抗体検査を受けても陰性となってしまいます。
最終の感染機会から3カ月以上経過している時期にHIV抗体検査を受けて陰性であれば、感染は限りなく100%近くありません。
HIV抗体検査は、HIVに対する感染抗体を調べていることから、陽性になるまでに当然時間(血液の鉄人は12週と考えています)の経過が必要となります。
HIVに感染すると、まずHIV-1の抗原が増えてからHIV抗体ができることからして、現在大病院の検査室および検査依頼会社で主流で実施されている抗原抗体検査では、不安な行為から30日でHIV-1の抗原を検出して検査が陽性となります。
それに比べて、スクリーニング検査の主流となっている即日抗体検査しでは、HIV-1/-2の抗体ともに感染するような行為があってから12週が経過しないと検出しづらいのが実情です。
HIVに感染すれば4~6週でHIV抗体は体の中に出来ますが、出来た抗体の量が充分でないとこの時期にHIV抗体検査を受けても陰性となってしまいます。
日本におけるHIV感染経路について
現在日本においては、性行為感染症としてHIVは流行しています。
厚生労働省の資料からもHIV新規感染者は増え続けています。
HIV新規感染者としては、男性が多く、しかも同性間性的接触による感染が一番多いのが現実です。
しかし、異性感性的接触によるHIV感染者も多く存在することを見逃してはなりません。
一方、外国のように薬物使用による注射器の回し打ちからのHIV感染は、その報告は著しく少ないのが現状です。
※性行為感染症ではなく非加熱凝固因子製剤の投与によりHIVに感染された血友病の方々の歴史がありますので、一概に日本のHIV感染は性行為感染症であると言い切ることは出来ない側面もあります※
厚生労働省の資料からもHIV新規感染者は増え続けています。
HIV新規感染者としては、男性が多く、しかも同性間性的接触による感染が一番多いのが現実です。
しかし、異性感性的接触によるHIV感染者も多く存在することを見逃してはなりません。
一方、外国のように薬物使用による注射器の回し打ちからのHIV感染は、その報告は著しく少ないのが現状です。
※性行為感染症ではなく非加熱凝固因子製剤の投与によりHIVに感染された血友病の方々の歴史がありますので、一概に日本のHIV感染は性行為感染症であると言い切ることは出来ない側面もあります※
tag : 日本におけるHIV感染経路
HIVスクリーニング検査で陽性と出たらどうする??!!-その2.即HIV感染と判断できるのか?-
前回の続きです。
ウエスタンブロット法で確認検査をしなければならない理由とは何なんでしょうか??
現在使用しているHIVのスクリーニング検査は、第4世代が主流となってきています。
従って早い時期にHIV-1の抗原を検出することが可能となっています。
ここで忘れてはならないことは、スクリーニング検査は真のHIV感染者を見逃さないために検出感度を上げていることから、どうしても偽陽性反応の出現は防ぐことはできません。
一般的には0.3~3%の頻度で偽陽性反応は出現します。
そのためHIVスクリーニング検査陽性=HIV感染確定!とはなりません。
HIVスクリーニング検査陽性=HIV感染あり?です。
偽陽性反応をふるい落とすために確認検査が必要となるのです。
ウエスタンブロット法で確認検査をしなければならない理由とは何なんでしょうか??
現在使用しているHIVのスクリーニング検査は、第4世代が主流となってきています。
従って早い時期にHIV-1の抗原を検出することが可能となっています。
ここで忘れてはならないことは、スクリーニング検査は真のHIV感染者を見逃さないために検出感度を上げていることから、どうしても偽陽性反応の出現は防ぐことはできません。
一般的には0.3~3%の頻度で偽陽性反応は出現します。
そのためHIVスクリーニング検査陽性=HIV感染確定!とはなりません。
HIVスクリーニング検査陽性=HIV感染あり?です。
偽陽性反応をふるい落とすために確認検査が必要となるのです。
tag : HIVスクリーニング検査で陽性と出たらどうする
HIVスクリーニング検査で陽性と出たらどうする??!!-その1.スクリーニング検査の意味と解釈-
HIVスクリーニング検査が陽性となった時の対応について、数回に分けて解説していきます。
多くの場合、HIVスクリーニング検査で陽性となると即HIV感染と判断してしまうことが多く見られます。
そして慌てふためき「あなたはHIVに感染しています」と告知してしまいます。
これは大きな間違いです。
HIVスクリーニング検査陽性=HIV感染ではありません!!
今回は、医療従事者を含め多くの人が陥りやすいこのことについて解説していきます。
多くの場合、HIVスクリーニング検査で陽性となると即HIV感染と判断してしまうことが多く見られます。
そして慌てふためき「あなたはHIVに感染しています」と告知してしまいます。
これは大きな間違いです。
HIVスクリーニング検査陽性=HIV感染ではありません!!
今回は、医療従事者を含め多くの人が陥りやすいこのことについて解説していきます。