HIV-2-1.日本での第一号患者-
数回に分けてHIV-2について解説いたします。
既にお分かりのこともありますが、再確認のつもりでお読みください。
HIV-2は、HIV-1の発見より数年遅れて発見されたウイルスです。
主に西アフリカで局地的に流行しているしているウイルスです。
それでは、日本ではいつ感染が確認されたのでしょうか?
2006年6月、関東地域の病院に喘息発作を訴えて受診した70代の男性が日本人の第一号感染者です。
この70代男性患者のHIV検査結果は、エライサ法によるHIV抗体検査が陽性であることからウエスタン・ブロット法による確認検査の結果、HIV-1抗体陰性、HIV-2抗体陽性であることが判明しました。
この血清をタイプ特異的なゼラチン粒子凝集法(PA HIV-1/2、富士レビオ)およびペプチラブ法(サノフィ-パスツール)によっても、HIV-1抗体陰性、HIV-2抗体陽性であることが裏付けられました。
更にアンプリコア法(ロッシュ)による血漿中HIV-1 RNAの定量検査は陰性という結果が得られています。
感染経路としては、1971年(35年前)に西アフリカ・セネガルで交通事故に遭い、現地病院にて脾摘手術を受けた際に、現地人から輸血を受けた既往歴があることが明らかことと、他に輸血歴もなく感染するリスクが認められないことからして西アフリカ・セネガルで受けた輸血による感染と結論付けられました。
また、喘息症状とHIV感染との間には特に因果関係はないと考えられています。
既にお分かりのこともありますが、再確認のつもりでお読みください。
HIV-2は、HIV-1の発見より数年遅れて発見されたウイルスです。
主に西アフリカで局地的に流行しているしているウイルスです。
それでは、日本ではいつ感染が確認されたのでしょうか?
2006年6月、関東地域の病院に喘息発作を訴えて受診した70代の男性が日本人の第一号感染者です。
この70代男性患者のHIV検査結果は、エライサ法によるHIV抗体検査が陽性であることからウエスタン・ブロット法による確認検査の結果、HIV-1抗体陰性、HIV-2抗体陽性であることが判明しました。
この血清をタイプ特異的なゼラチン粒子凝集法(PA HIV-1/2、富士レビオ)およびペプチラブ法(サノフィ-パスツール)によっても、HIV-1抗体陰性、HIV-2抗体陽性であることが裏付けられました。
更にアンプリコア法(ロッシュ)による血漿中HIV-1 RNAの定量検査は陰性という結果が得られています。
感染経路としては、1971年(35年前)に西アフリカ・セネガルで交通事故に遭い、現地病院にて脾摘手術を受けた際に、現地人から輸血を受けた既往歴があることが明らかことと、他に輸血歴もなく感染するリスクが認められないことからして西アフリカ・セネガルで受けた輸血による感染と結論付けられました。
また、喘息症状とHIV感染との間には特に因果関係はないと考えられています。
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HIV/AIDSに関する基礎知識-2.感染経路-
HIVの感染経路は以下のとおりです。
1.コンドーム無しの膣性交
2.コンドーム無しの肛門性交
3.HIVに汚染された血液の輸血
4.薬物をHIVに汚染された注射器を使用しての回し打ち
5.HIVに感染している母体からの感染(母子感染)
我々が感染に注意するのは、コンドーム無しでの膣性交と肛門性交です。
HIVその物の感染力は非常に弱いことからして、日常生活での感染はありません。
特に日常生活で血液や体液に接触したとしても、微量ですから感染は起こりません。
1.コンドーム無しの膣性交
2.コンドーム無しの肛門性交
3.HIVに汚染された血液の輸血
4.薬物をHIVに汚染された注射器を使用しての回し打ち
5.HIVに感染している母体からの感染(母子感染)
我々が感染に注意するのは、コンドーム無しでの膣性交と肛門性交です。
HIVその物の感染力は非常に弱いことからして、日常生活での感染はありません。
特に日常生活で血液や体液に接触したとしても、微量ですから感染は起こりません。
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