新しい第四世代迅速抗原抗体検査-ダイナスクリーン・HIV Combo-
2015年6月、アリーアメディカル株式会社は第四世代迅速抗原抗体検査-ダイナスクリーン・HIV Combo-の認可を厚生労働省から受け、2015年12月販売を開始しました。
ダイナスクリーン・HIV Comboは、イムノクロマト法を応用した迅速抗原抗体検査です。
血清、血漿及び全血中のHIV-1の抗原であるp24とHIV-1及びHIV-2抗体の検出をおこなう第四世代(抗原+抗体)の迅速HIVスクリーニング検査試薬です。
血清、血漿は検体滴下の1ステップで検査が可能です。
全血は検体滴下1分後に全血展開液を滴下する2ステップで検査を行います。
判定までの時間は20分です。
【検査方法】
1.検体(血清・血漿)を50μLを検体滴下部位に滴下後、20分間静置。
2.検体が全血の場合は、50μLを検体滴下部位に滴下して、染み込むまで1分間静置してから、全血展開液を1滴滴下して19分間静置。
3.20分が経過してから肉眼でラインの有無を判定する。
ダイナスクリーン・HIV Comboは、イムノクロマト法を応用した迅速抗原抗体検査です。
血清、血漿及び全血中のHIV-1の抗原であるp24とHIV-1及びHIV-2抗体の検出をおこなう第四世代(抗原+抗体)の迅速HIVスクリーニング検査試薬です。
血清、血漿は検体滴下の1ステップで検査が可能です。
全血は検体滴下1分後に全血展開液を滴下する2ステップで検査を行います。
判定までの時間は20分です。
【検査方法】
1.検体(血清・血漿)を50μLを検体滴下部位に滴下後、20分間静置。
2.検体が全血の場合は、50μLを検体滴下部位に滴下して、染み込むまで1分間静置してから、全血展開液を1滴滴下して19分間静置。
3.20分が経過してから肉眼でラインの有無を判定する。
tag : ダイナスクリーン・HIV Combo
CD4/CD8検査と抗HIV薬の使用について
白血球には、T細胞(細胞性免疫に関与)、B細胞(液性免疫に関与、抗体を産生する) 、null細胞(T細胞でもB細胞でもない)があります。
このうちCD4陽性細胞は、B細胞の免疫グロブリン産生を補助し、CD8陽性細胞は免疫グロブリン産生を抑制します。
リンパ性の悪性腫瘍や免疫不全症では、T細胞とB細胞の比率、さらにCD4陽性細胞、CD8陽性細胞の比率が変わるため、診断や治療経過観察のためにこの検査は行われます。
CD4陽性細胞は、HIVが非常に結合しやすいために、HIV感染症ではHIVがCD4陽性細胞に感染し細胞を破壊することから、CD4が低値となります。
逆に成人T細胞性白血病(ATL)では、HTLV-1がCD4陽性細胞に感染しCD4陽性細胞が腫瘍化し増殖します。
検査方法としては、血中のT細胞とB細胞の比率を、それぞれの細胞に特異的なモノクローナル抗体により測定します。
【基準値】
CD4 25~56%
CD8 17~44%
CD4/CD8比 0.6~2.9
※基準値は、検査施設によって若干異なります※
このうちCD4陽性細胞は、B細胞の免疫グロブリン産生を補助し、CD8陽性細胞は免疫グロブリン産生を抑制します。
リンパ性の悪性腫瘍や免疫不全症では、T細胞とB細胞の比率、さらにCD4陽性細胞、CD8陽性細胞の比率が変わるため、診断や治療経過観察のためにこの検査は行われます。
CD4陽性細胞は、HIVが非常に結合しやすいために、HIV感染症ではHIVがCD4陽性細胞に感染し細胞を破壊することから、CD4が低値となります。
逆に成人T細胞性白血病(ATL)では、HTLV-1がCD4陽性細胞に感染しCD4陽性細胞が腫瘍化し増殖します。
検査方法としては、血中のT細胞とB細胞の比率を、それぞれの細胞に特異的なモノクローナル抗体により測定します。
【基準値】
CD4 25~56%
CD8 17~44%
CD4/CD8比 0.6~2.9
※基準値は、検査施設によって若干異なります※
tag : CD4/CD8検査と抗HIV薬
梅毒患者の勢い未だ止まらず!!!
梅毒患者が増加し続けてます。
2016年第1~16週(1月4日~4月24日)の報告数は1114人と、前年同時期の報告数(2015年第1~16週、計561人)の2倍となっています。
このままのペースで患者が増え続ければ、年間3000人を突破するのも時間の問題となってきています。
梅毒患者は男女ともに増加していますが、特に女性の増加が顕著で2010年~2015年の5年間で約6倍に増加し、患者数は5年間で4倍以上に増加しています。
日本国内における梅毒患者は、抗生物質により1990年代に入ってからは年間1000人を下回り、近いうちには根絶されると考えられていました。
ところがさにあらず2010年を境に増加に転じ、2015年の報告数は2698人と、2010年の4.3倍となり、男女別ではそれぞれ3.9倍、6.2倍となり、女性の増加率が際立っていま。
しかし相変わらず患者数の7~8割が男性ですが、女性患者の大半が15~35歳であることも大きな問題となってきています。
なぜなら梅毒トレポネーマに感染している女性が妊娠すると、早産や死産、重い胎児異常をきたす恐れがあるからです。
2016年第1~16週(1月4日~4月24日)の報告数は1114人と、前年同時期の報告数(2015年第1~16週、計561人)の2倍となっています。
このままのペースで患者が増え続ければ、年間3000人を突破するのも時間の問題となってきています。
梅毒患者は男女ともに増加していますが、特に女性の増加が顕著で2010年~2015年の5年間で約6倍に増加し、患者数は5年間で4倍以上に増加しています。
日本国内における梅毒患者は、抗生物質により1990年代に入ってからは年間1000人を下回り、近いうちには根絶されると考えられていました。
ところがさにあらず2010年を境に増加に転じ、2015年の報告数は2698人と、2010年の4.3倍となり、男女別ではそれぞれ3.9倍、6.2倍となり、女性の増加率が際立っていま。
しかし相変わらず患者数の7~8割が男性ですが、女性患者の大半が15~35歳であることも大きな問題となってきています。
なぜなら梅毒トレポネーマに感染している女性が妊娠すると、早産や死産、重い胎児異常をきたす恐れがあるからです。
tag : 梅毒患者の勢い未だ止まらず!!!