梅毒検査における生物学的偽陽性反応とは
梅毒血清学検査のSTS検査(Serologic Test for Syphilis)では、抗カルジオリピン抗体を用いて検査をしますが、梅毒トレポネーマに感染していないにもかかわらず陽性反応がみられます、このような現象を生物学的偽陽性反応(BFP:Biological False Positive)と呼びます。
STS検査はカルジオリピンと言うリン脂質に対する抗体を検出しますが、リン脂質は細胞質などの成分として生物界に広く分布していることから、梅毒以外の疾患でもリン脂質に対する抗体が産生され、反応が陽性となることがあります。
BFPを呈する代表的な疾患としては、膠原病、慢性肝疾患、結核やHIV感染症などがありますが、妊婦や高齢者などでも偽陽性となることがあります。
また健康人でも常にSTS検査が偽陽性反応を引き起こす人がいます。
STS検査はカルジオリピンと言うリン脂質に対する抗体を検出しますが、リン脂質は細胞質などの成分として生物界に広く分布していることから、梅毒以外の疾患でもリン脂質に対する抗体が産生され、反応が陽性となることがあります。
BFPを呈する代表的な疾患としては、膠原病、慢性肝疾患、結核やHIV感染症などがありますが、妊婦や高齢者などでも偽陽性となることがあります。
また健康人でも常にSTS検査が偽陽性反応を引き起こす人がいます。